- 2019年6月14日、記事内容が古くなっていたため大幅に更新しました。
※当記事は、僕が利用している「iPhone X/iOS12.4」を使って解説しています。
なんでだろ!!?
そんな話を先日友人から聞きました。
UQ mobileにするとギガ(通信容量)の減りがはやくなる?
もちろん、そんなことはあり得ません。
UQ mobileだろうとY!mobbileだろうと、どこの通信会社であったとしても、消費するギガ(通信容量)は基本的にかわりません。
なぜ"基本的に"という言葉をつかったのかというと、それはその時の電波状況や利用しているアプリ等によって異なってくるからです。
主に何らかの理由で設定が変更となってしまい、予期せぬデータ通信が発生して速度制限がかかったりするケースが散見されます。
今日は、そういった何らかのものが原因で通信量が増加してしまった場合の対処方法について解説していきたいかと思います。
今まで悩んでいたあなた!
設定を見直して解決しちゃいましょう。
ギガ(通信容量)の目安について詳しく知りたい方は、「データ通信量の目安が知りたい!」をご覧ください。
また、iPhoneのバッテリーの減りは早いと感じた時の対処法は「iPhoneの電池の減りが早い!たった3点を見直すだけで大幅改善が可能」からどうぞ。
ギガ(通信容量)の減りが突然はやくなった!?
まず、これだけは言わせてください。
冒頭で述べたように、契約している通信会社が変わったからといって、ギガ(通信容量)の減りが早くなるようなことはありません。
見落としている何かが…ね。
では、その理由とは何か?
まずは、普段からどのような設定状況で通信をしているのかを見直していくといいですよ。
例えば、「設定」ですね。
何かの弾みで普段OFFだった機能がONになってしまい、それが原因でギガ(通信容量)が増加してしまっている・・・なんてこともよくあります。
または、OSのアップデートにより何か設定が変わってしまったり‥ですとか、そういうこともあり得ます。
順番に確認していきましょう。
- Wi-Fiの設定をONにしているのに4G LTEで通信していないか
- 4G LTEをつかって動画視聴していないか
- 通信時、4G LTEが優先される設定になっていないか
- ギガ(通信容量)が増加する前後で設定が変更されていないか
確かにチェック項目は多いかもしれませんが、最初に設定を直してさえしまえば、今後はもう安心できますから。
これを機に改めてチェックしていきましょう。
今回は主に「iPhone」について解説していきます。
それでは、まずはじめに「Wi-Fiの設定」からいってみましょう。
Wi-Fiの設定を見直してみましょう
Wi-Fiの設定、もう一度見直してみませんか?
あぁ~それはよくないですね。
常にONになっているということは、常にWi-Fiで接続できる電波を探していることになるので、その分バッテリーもジャンジャン消費していきますよ。
※Bluetoothも同様です。利用しないときは必ず「OFF」にしましょう。
そうなんです、ですから気をつけましょう。
僕は普段、外出する際はWi-Fiの設定は必ずOFFにした上で出かけます。
あと、喫茶店での利用にも注意しましょうね。
今って、喫茶店に無料で利用できるフリーWi-Fiがはいっていますよね?
僕は持ち運びできる「モバイルルーター(Wi-Fi)」を持っていないので、喫茶店では無料のWi-Fiを利用しています。
喫茶店か退店する時は、必ず「Wi-Fi」をOFFにしましょうね。
そうしないと、これまた通信量が増加してしまいます。
Wi-Fiの接続が完了すると画面上部の表示が変わるのを知っていますか?
ほらっ、こんな感じになります↓
赤枠内に扇型のようなマークのアイコンがありますよね?
このマークが表示されている時は、Wi-Fiの電波を掴んで接続中であるという意になりますよ。
つまり、この状態でインターネット通信をすれば、4G LTEではなくて、Wi-Fiで通信をしていることになります。
ということは、Wi-Fi接続中であれば、ギガ(通信容量)が消費することはないですね。
速度規制も含め何も気にせず通信や大容量のデータダウンロードしたって安心ですもん。
なんて、油断しているといつの間にか4G LTEで通信をしていました・・・・ってことが生じます。
!!
これ、本当なんです。僕もたまにありますから。
じゃぁ何が原因でそうなるの?
よくあるケースとしては…
- Wi-Fiの接続が不安定で4G LTEで通信が行われていた
という点ですね。
iPhoneの場合、ここの設定を確認してみてください↓
■この画面を表示させるまでの手順
- 「設定」>「モバイル通信」> 下の方にスライド
赤枠で囲っている箇所をご覧ください。
「Wi-Fiアシスト」ってありますよね?
この機能、何だか知っていますか?
これは、Wi-Fiで通信している時に、Wi-Fi電波状況が不安定になったら「4G LTE」で通信しちゃうからね~っ!
ていう意味です。
つまり、Wi-Fiの電波が不安定な場合、ギガ(通信容量)をつかって、4G LTEで通信するってことです。
これ、普段Wi-Fiで通信していると全く気付かないんですよね。
小さくて見えないと思いますが、「Wi-Fiアシスト」の直下にWi-Fiアシストによって消費された通信量が表示されます。
僕の場合は「973MB」ってなってます。
これはWi-Fiの電波が不安定だったので4G LTEで973MB通信をしましたよってことです。
Wi-Fiが不安定だったなんてそんなの気づかないし、いつどこにいるときに!?
って思いますよね。
喫茶店にあるFree Wi-Fiでは、よく電波が不安定になったりします。
大勢の人が同じWi-Fi電波つかっていますからね。
その分、回線が混雑して不安定になってしまうのです。
- Wi-Fiで通信している時は、どんな時であってもWi-Fi以外で通信しないようにしたい!!
って思っている方はこの「Wi-Fiアシスト」機能をOFFにしちゃいましょ。
そうすれば、Wi-Fi接続中に4G LTEで通信する心配が一切なくなります。
4G LTEをつかって動画視聴してませんか!?
4G LTEを使って動画視聴してませんか?
大半の方がそう言うでしょう。
実はちょっとした注意点があります。
Twitterってあるじゃないですか?
で、Twitterを使って様々な画像や動画をUPしたり、閲覧してるじゃないですか。
僕も毎日のように投稿したり、閲覧したりしてます。
ここです!!
実は、ここにちょっとした落とし穴があったのです。
Twitterを開いて以下の設定を確認してみてください。
■この画面を表示させるまでの手順
➀「設定とプライバシー」 > ➁「データ利用の設定」
この中に以下の4つの項目がありますよね?
- ➂データセーバー
- ➃高画質画像
- ➄高画質動画
- ➅動画の自動再生
みなさん、ここの設定どうなっていますか?
ちなみに➂~➅の項目をタップして中を覗いてみると・・・
- ➂データセーバー:「ON」「OFF」
- ➃高画質画像:「モバイルデータ通信とWi-Fi接続時」「Wi-Fi接続時のみ」「オフ」
- ➄高画質動画:「モバイルデータ通信とWi-Fi接続時」「Wi-Fi接続時のみ」「オフ」
- ➅動画の自動再生:「モバイルデータ通信とWi-Fi接続時」「Wi-Fi接続時のみ」「オフ」
とあります。
もしも、ここの設定が「モバイルデータ通信とWi-Fi接続時」になっていたら要注意です!!
きっと上記の設定になっている方々は、Twitterを開いたときにフォロワーの投稿した動画が自動再生されていませんか??
画像が高画質で表示されていませんか?
もしそうなっていたら、相当のギガ(通信容量)を消費していますよ??
➂データセーバーの設定を「OFF」にするか、➃~➅の設定を「Wi-Fi接続時のみ」に切替えましょう。
そうすることでかなりの消費を抑えることができます。
ちなみに一般的に動画を30分ストリーミング再生をした場合・・・
- 標準画質:約75MB
- 高画質:約120M
- 超高画質:約380MB
- HD:約760MB
※ストリーミング再生とは、データを受信しながら再生する方式を指します。
となります。
Twitterの場合は、上記の「高画質」に該当します。
思わぬところでギガ(通信容量)を消費してしまっている可能性あるのでご注意くださいね。
ギガ(通信容量)が増えた時は設定を見直してみよう
ふとした時にスマホを見てみると速度規制の通知がきていました。
「え?なんで?全然つかっていないのに…」
よくありますよね、これ。
ここまでWi-Fiなどの設定見直しについて解説してきましたが、他にも確認すべき点はあります。
iOSのアップデートによる注意
たとえば、ここ最近OSのアップデートしませんでしたか?
OSアップデートすることで、様々な機能が追加されたりします。
機能が追加されたことにより、思わぬところでギガ(通信容量)を消費しているケースがあります。
特に数字が以下のように変わる場合は注意してください。
- iOS11.4→12.0
※1桁以上数字が増えた場合
この場合、多くのシステムが変更されて新しい機能が追加されていたりします。
また以下の場合は基本気にしなくて大丈夫です。
- iOS12.3.0→12.3.1
- iOS12.3→12.4
※小数点以下が増えた場合
この場合、一部機能の改善などが実施されるだけなので大きなシステム変更はありません。
続いて次の項目についてみていきましょう。
iCloud Drive設定の注意
- iCloud Driveって何??
そう思う人もいるかと思います。
簡単にいいますとDrop Boxと同じものとなります。
iOS8から追加された機能ですね。
Drop Boxを知らない人向けに説明させていただきますと、、、
画像・動画・書類(メモ帳等)といったデータを保存することができる倉庫のようなモノ。
例えば、PCから動画をその倉庫に保存して、iPhoneからその動画を端末本体に保存したりすることもできます。
機能としてはとても便利なので僕もよく使ったりします。
この「iCloud Drive」を「ON」にすると、Wi-Fiに接続されていない場合でも、4G LTEを使ってデータ転送が行われます。
転送するデータによっては大容量を消費してしまう可能性もあるので、設定は「OFF」にしておきましょうね。
「APPのバックグラウンド更新」の注意
つづいては、「APPのバックグラウンド更新」についてです。
これはどういった機能なのかといいますと、例えば・・・
「メール」を起動しました。
受信メールを確認して、相手へ返信。
その後、ホーム画面に戻り、「Safari」を起動しました。
実はここにも落とし穴がありました。
ただホーム画面に戻っただけでは「メール」アプリは終了したことにはなりません。
この間、裏(バックグラウンド)で「メール」アプリは更新を行っているのです。
更新を行う・・・つまり、ギガ(通信容量)を消費しているということになります。
この設定に関する項目が「APPのバックグラウンド更新」になりますね。
- 「APPのバックグラウンド更新」の設定
「APPのバックグラウンド更新」の設定が➄「Wi-Fiとモバイルデータ通信」になっている場合、➂「オフ」➃「Wi-Fi」のいずれかに変更しておきましょう。
- ➂「オフ」:APPのバックグラウンド更新をしなくなります。
- ➃「Wi-Fi」:wi-Fi接続している時のみ、APPのバックグラウンド更新をします。
- ➄「Wi-Fiとモバイルデータ通信」:wi-Fiかモバイルデータ通信に接続している時に、APPのバックグラウンド更新をします。
確認方法を載せておきます。
★ホームボタンのないiPhoneとホームボタンのあるiPhoneの2パターンを載せます。
- ホームボタンのない「iPhone X」などの機種
- ホームボタンのある「iPhone 8」などの機種
この通り、、、
➀ホームボタンのない機種は、「画面下部から上にスライドして指をとめる」
または、、、
➀ホームボタンのある機種は、「ホームボタンを2回(カチッカチッ!)と押す」
➁画面に表示されたアプリが現在、バックグラウンドで起動中のアプリ一覧
になります。
このバックグラウンドで起動中のアプリはバッテリー消費にも関わってきます。
ずっと起動中のままだと、数十パーセントくらいバッテリーの消費量が変わってきます。
不要なアプリは終了するように心がけましょう。
では、バックグラウンドで起動中のアプリを終了する方法についても、載せておきます。
- 起動中のアプリの終了方法
※どの「iPhone」でも共通の操作です。
上図➂のように、終了させたいアプリページを、画面1番上までスライドすると「シュッ!」と、消えます。
そうすることで、そのアプリは終了したことになります。
モバイルデータ通信量の注意
上図は、モバイルデータ通信でどの程度通信をしているのかを確認できる画面です。
※Wi-Fi通信は含まない。
アプリ毎にみれるので、中々便利ですよ。
字が小さくて見えないかもしれませんが、上図➁の1番上には「現在までの合計」通信量が表示されてます。
※その直下にある「現在までのローミング合計」は、海外で通信した容量です。
僕の場合、合計通信量が・・・
- 現在までの合計:325GB
となっています。
そもそも、この「現在までの合計」通信量って、いつからいつまでの期間?
って思いますよね?
これも図を見ながら解説していきます。
- 統計情報のリセット
「現在までの合計」については、➂「統計情報のリセット」をしない限り、永遠に続きます。
つまり、購入時からカウントが続いているってことになりますね。
僕は、「2014/02/17 09:27」に1度リセットしています。
この情報は機種変更時などにデータを引き継ぎした場合も引き継がれます。
なので、僕はかなり長い間リセットしていません。
リセットした場合、➃「前回のリセット日時」として画面上に表示されるようになります。
➃「前回のリセット日時」を確認すれば、いつからのデータ使用分なのかがハッキリと分かるので便利ですね。
以下は、補足事項になります。
あんまりないかもしれませんが・・・
〇〇のアプリは使い過ぎだから、モバイルデータ通信で利用できないように制限したいな!
て、思った場合に実は今みてきた画面で簡単に制限がかけられちゃうんです。
知ってました?
これも画像載せておきます。
- モバイルデータ通信の制限
上図➀の設定は基本的に「ON」になっていると思います。
この設定を➁「OFF」にしてみました。
そして、➂「Tik Tok」アプリをホーム画面から起動してみたところ・・・
- "Tik Tok"のモバイルデータ通信はオフです。
エラーとなって、利用ができなくなりました。
そうなんです、この設定をOFFにすると、「モバイルデータ通信」で利用ができなくなるのです。
なんてシチュエーションがあればカナリ役に立ちますね。
あくまでも制限はモバイルデータ通信なので、Wi-Fiであれば利用はできますよ。
機会があれば利用してみてくださいね。
月ごとに、どの程度通信利用しているのかを確認したい場合は、「iPhoneの通信量を何に使っているのか確認したい!」の記事内にも記載してますので、ご参考にどうぞ。
ギガ(通信容量)の減りが早い-まとめ-
このように、ギガ(通信容量)の減りがはやいなって感じた時には、1つ1つ設定を見直すことで改善することが多いので覚えておいてくださいね。
また、設定を見直すことでギガ(通信容量)を大幅に節約できるだけではなく、もう1つメリットがあるのです。
それは何かといいますと・・・
通信をするってことは、それだけスマホの運動量も増加します。
それはつまり、バッテリーの消費もその分激しくなることを意味しています。
人間だってずっと動いたり、走ったりしていれば疲れますよね?
原理はそれと同じです。
通信の設定を見直すことで、バッテリー消費も抑えることができるだなんて、まさに一石二鳥ですね!
さて、この通信容量の節約については、メール設定にも深く関係しています。
★メール設定については長くなりますので、以下の「メールの受信設定」からご覧ください。
きっと皆さんの為になるかと思いますのでご一読してみてください。
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