最近流行りの「荷受代行」という詐欺をご存知でしょうか?
いわゆる不正契約詐欺というものです。
格安SIMをご契約している人で被害にあっている方が多数いると報告を受けています。
この「荷受代行」については中身をしっかりと把握していれば絶対に騙されることはないので、ここでどういった詐欺なのかを覚えておきましょう。
万が一詐欺被害にあってしまった場合の対処方法についても記しておきます。
以下では、実際に被害にあった人から話を聞いた実例をもとに解説します。
詐欺、絶対ダメ!!
LINEを使った詐欺!「荷受代行」ってなに?
僕の知る限りだと、友達の紹介というケースで被害に遭った人が非常に多いです。
"簡単にお小遣い稼げる方法あるよ!"
このような一言から始まります。
内容を聞いてみたところ、なにやら荷物を指定住所へ返送するだけの簡単な仕事だというのです。
確かにそれだけなら誰でもできるし、簡単そうですよね。
内容をもう少し深堀りしてみたところ・・・
- 「今から教えるLINE ID宛て(犯人)に免許証の画像を送ってよ!」
- 「後日、自宅に段ボールが届くから受け取ったら指定の住所宛てに返送だけしておいて!それだけ!」
と言ってくるらしいです。
"何てひどい友達なんだ?"
って思うかもしれませんが、この友達も犯人にすっかり騙されているケースが大半です。
ちなみに後日送られてくるこの段ボール・・・
一体中身には何が入っていると思います?
気になりますよね?
LINEを使った詐欺!段ボールの中に入っているものは?
送られてきた段ボールを指定住所に返送する時、「中身は決してみないように」と指示があります。
中身が分からないままって返送って怪しい臭いがプンプンしますよね。
実は、この段ボールの中身には"スマートフォン"が入っています。
UQ mobileで例えるのならば、UQmobileで契約をしたスマートフォンや充電器などの一式が段ボールに入っているのです。
そして、その段ボールを指定住所へ送るように指示が入るとのことです。
LINEを使った詐欺!
LINEから送ってしまった免許証の画像を使って、スマホの不正契約(詐欺)をするのです。
それも複数の通信会社で契約をします。
僕が話をした被害者は、UQ mobile以外の通信会社も含め5回線くらい契約をさせられていました。
できちゃいます。
UQ mobileのような格安SIMでは、WEB上から契約の申込みをするのが一般的です。
その時に必要になるのが本人確認書類の画像、つまり免許証の画像になるのです。
契約時は、登録住所と本人確認書類(免許証)の住所が一致している必要があります。
そのため、住所も犯人の住所ではなく、被害者の住所で登録をするのです。
段ボールの中身を見ないように指示する理由は、中身を見られたら勘づかれてしまうじゃないですか。
『これってもしかして、詐欺(不正契約)かも?』って。
そのため中身は見ないでそのまま指定住所へ送るように指示しているのですね。
結果、犯人たちは好き放題に無料でスマホが使えるようになるのです。
月額の利用料金は全て被害者側が負担することになりますからね。
《毎月のスマホ利用料が被害者に請求される理由》
新規契約時にお支払い方法を口座振替で登録すると、後日 『口座振替用紙』が郵送されてきます。
本来であれば、その口座振替用紙に入してUQ mobileへ返送します。
すると、後日お支払い方法が口座振替として登録完了し、該当の口座から毎月の利用料金が引き落とされます。
しかし、犯人はそんなことしません。
請求は被害者に負担させることが目的ですからね。
『口座振替用紙』を返送しなかった場合、お支払い方法はどうなるのか?
UQ mobileでは、口座振替の登録が完了するまでの間、お支払い方法は窓口払いとなります。
窓口払いというのは、いわゆるコンビニで支払いが可能な紙の請求書のことですね。
つまりこの場合、毎月の利用料は被害者の自宅宛てに送られてきてしまうのです。
実際ありえないような話ですけど、この手の詐欺は非常に多いのです。
ですから皆さん決して騙されないように注意しましょう。
- 本人確認書類をLINEなどのツールから送信してしまったら、すぐさま警察に相談しよう!
※未成年者の場合は、まずお父さん、お母さんへ。
「荷受代行」の詐欺被害にあった場合、携帯料金は支払いわないとダメなの?
ここからは「お金」に関することなのでとても重要です。
実際に荷受代行の被害にあってしまった場合、毎月通信会社から利用料金の請求書が送られてきます。
自分はまったく利用していないのに、お金を払わなきゃいけないだなんて。
この場合のお支払いですが、基本的に支払い不要です。
ここで僕が"支払い不要"と断言しないのは、荷受代行詐欺、つまりは不正契約の詐欺だとすぐには判断することができないからです。
支払いを免除してくれるかどうかの権利を握っているのは各通信会社です。
今回の実例では20万円以上の請求が溜まっていました。
しかるべき方法にて調査を行った結果、"不正契約の詐欺"と認定されましたので支払いは不要でした。
不正契約については、今回あげた荷受代行以外にもさまざまなケースがあります。
発覚したら、すぐさま調査を行いましょう。
続いては、荷受代行やその他不正契約の詐欺被害にあった際の対処方法について解説していきます。
LINEなどによる詐欺被害にあった場合の対処方法
まず落ち着いてください。
こういう時こそ、慎重になる必要があります。
焦る気持ちはわかりますが、深呼吸して落ち着きましょう。
落ち着きましたか?
良かったです。
ではまず1番最初にやるべきこと。
請求書が届いた場合、どの通信会社からの請求書なのかを確認します。
今回はUQ mobile契約だった場合について記載しますね。
まずは、UQ mobileお客さまセンターに電話を架けましょう。
落ち着いて、今の状況をお客さまセンターのスタッフに伝えましょう。
お客さまセンターのスタッフからは、本人確認を求められるかと思います。
荷受代行の場合、「契約者名」「契約者住所」は間違いなく皆さんの個人情報で登録されています。
そうでないと、契約は成立しないですからね。
しかし契約した電話番号は確認が困難かと思われます。
その場合、ご自宅に請求書が届いているようであれば、「請求コード」と記載されているものがありますので、その情報を伝えましょう。
とにかく、みなさんの契約情報を特定できそうなものは何でも伝えましょう。
契約確認さえ取れればだいぶ有利になります。
あとは、お客さまセンターのスタッフの支持に従いましょう。
不正契約案件として、調査を実施していただけます。
ただし、警察へ被害届を出す必要もあります。
「お客さまセンターへの連絡」「警察署での手続きの流れ」をここで確認しておきましょう。
- UQ mobileお客さまセンターへ電話
- UQ mobileから専用書類「警察への届出状況について」を送付してもらう
- 警察署へ行き、被害状況を相談/以下を用意する
- 「警察への届出状況について」を返送
- 必要書類をUQコミュニケーションズで受領後に調査実施
・TEL:0120-929-818(09:00-21:00)
・被害届
・警察に提出した本人確認書類のコピー
※被害届が無い場合、{警察担当部署・担当者名・不受理理由}の3点の情報が必要
※この3点の情報は「警察への届出状況について」に記載する必要がある
・以下も一緒に同封し返送
「本人確認書類コピー」、「被害届」
※被害届がない場合、{警察担当部署・担当者名・不受理理由}を「警察への届出状況について」に記入する
・不正契約と認可されれば料金のお支払いは不要。
・既に料金の一部、または全額お支払いの場合は返金対応も可能。
LINEなどによる詐欺被害-まとめ-
こうした詐欺は、放置が1番危険です。
身に覚えのない請求など、自分の行動を振り返って不信を感じた場合はすぐにお客さまセンターへ連絡しましょう。
荷受代行の場合だと、たとえば逆らえない先輩などから脅迫じみた依頼を受けるケースがあるかもしれません。
その場合は真っ先に警察へ連絡しましょう。
言いずらいと思って隠してても何も良い事はありません。
勇気を振り絞って正しい行動をしましょう。
大丈夫です、皆さんの仲間は沢山いますから。
はい、その通りです。
僕が今できることといえば、ここで情報発信し、少しでも詐欺被害者の増加を回避することです。
また、実際に被害にあってしまった場合、どのようにして対処していけばいいのか、この記事を参考にしていただけると幸いです。
他にも、"名義貸し"により何万円もの被害にあった人もいます。
名義貸しについての記事を読みたい人は、「スマホの契約名義を自分にして家族・友達が利用(名義貸し)する!これって実は違法です」からどうぞ。
これは今回の詐欺とは別ですが、スマホを利用する上でどんな危険性が孕んでいるのかを紹介しています。
事前に知っておくと危険を回避できますので、参考にしてみてください。
以上、ジャージー牛乳でした。
店頭お申し込みにはない…
WEBオンライン限定のキャンペーン施策!
※WEB限定のため、忘れずにご活用ください。