スマホの契約をするときに、契約名義を自分にして家族や親しい友達、同居人などが利用するケースって意外と多いです。
タイトルには"違法"と書きましたが、契約者本人が自分の名義で契約している以上、法律的に違法になるわけではないです。
ただ、あまりにもリスクが高いため、絶対に控えた方がいいです。
そのため、タイトルは強調して書かせていただきました。
契約名義を自分にして、他人が利用するよくあるケースや、どういったリスクが発生するのかを解説していきたいかと思います。
スマホの契約名義を自分にして家族や友達が利用(名義貸し)するケース
基本的にスマホを利用するのって、契約名義として契約をした本人じゃないですか。
これは当たり前で言うまでもないですよね。
でも、よくあるケースとして・・・
- 親を契約名義にして未成年の娘・息子にスマホを持たせる
- 自分を契約名義にして、両親など家族にスマホを持たせる
- 自分を契約名義にして、同居人や友達・恋人にスマホを持たせる
などのケースがよく見受けられます。
契約名義を自分にして、他の人にスマホを持たせる場合、完全に自己責任です。
後々何が起きたとして、契約している通信会社(au、ドコモ、ソフトバンク、UQ mobile)へ訴えても、そもそも契約名義者以外の人にスマホを渡してる時点でOUTです。
助けてはくれません。
契約して、他の人がスマホを利用することを業界では"名義貸し"といった呼び方をしています。
絶対に避けましょう。
特に、未成年の子どもに持たせるケースなどは契約者名義を親御さんにします。
この場合は、"契約時に利用者欄があるので、利用者欄に利用する方の名義を登録してください。"
利用者欄に登録する名義はご家族に限られています。
利用者欄に登録しておけば、利用者名義の情報が通信会社側に登録されますので、何かあった場合でも手を差し伸べてくれる可能性があります。
覚えておいてください。
契約者名義以外の人がスマホを利用する場合は必ず利用者登録をしてください。
- 契約名義を自分にして家族にスマホを持たせる場合は、必ず利用者欄に利用者の方の情報を登録すること!
- 契約名義を自分にして第3者スマホを持たせることは、絶対に避けること!
スマホの契約名義を自分にして家族や友達が利用(名義貸し)することのリスク
ここまでに、口うるさいほど家族以外に持たせちゃいけないよって述べてきました。
それほどにも、この名義貸しというのはリスクが高いのです。
じゃぁ、実際にどういったリスクがあるのかどうかを実例をつかって説明していきますね。
ケース1:ほぼ赤の他人にスマホを渡してしまった
具体的な状況はわからないのですが、何やらきな臭いタイトルですよね・・。
一体どういうことなのかといいますと、"契約者自身の名義でスマホを契約してください。そのあとに、端末を指定の住所へ届けてくれれば〇〇円をキャッシュバックします。"
といったものです。
契約者は契約した後に、端末を指定の住所先へ送付しました。
しかし、何か月経っても一向にキャッシュバックは届きません。
不安になった契約者は契約している店舗へ再度来店されました。
来店されたところで、キャッシュバック情報なんて何も確認できません。
だって、これは完全なる詐欺だからです。
契約者はどこで騙されたのかは不明ですが、詐欺以外の何物でもないですよね。
請求を確認すると、毎月通話料やコンテンツ利用料で数万円発生していました。
詐欺にあった契約者は本当に気の毒です。
でも、通信会社では何もしてあげられません。
これは完全なる自己責任ですから。
そのお客さんは、すぐにスマホを解約して警察に詐欺届を提出しました。
その後どうなったのかは分かりません・・・。
ケース2:同じマンションに住む友達にスマホを渡したら音沙汰なく
契約時に、契約者本人と友人、他人(友人の友達)の3人で来店。
本当は友達の名義で登録するつもりだったが、審査で落ちてしまったため代わりに契約をした。
契約が無事完了した後に、スマホを友人へ渡した。
ここで問題が発生!!
毎月の利用料が2万~5万円ほどかかっていることが発覚。
請求支払いは契約者名義の方になっているため、友達のために契約をした契約者が料金は負担。
契約当時は、友達へお金を請求していたけど、ある時から音信普通に。
同じマンションに住んでいるので部屋を訪れても一向に留守・・・。
スマホを渡した友達は、そのスマホをもう1人の友達(契約時に一緒に来店していた人、契約者にとっては他人)へ渡していました。
結果どうすることもできず、契約者が渋々料金を肩代わりすることに。
最終的にスマホは解約しましたが、その後、契約者と友達がどうなったのかは分かりません・・・。
ケース3:彼氏にスマホを渡したけど、別れてしまった
恋人ができると、好きな人のためなら何でもしたくなります。
幸せの最中、別れるなんてことは一切考えません。
この幸せは永遠に続くものと思ってスマホを彼氏にプレゼント。
しかし、人生とは分からないもので不幸は突然訪れるのです。
原因は分かりませんが、彼女が彼氏を振ったのです。
相当険悪になったらしく絶交するほどだったらしいです。
しかし、スマホはまだ彼氏が持ったまま。
毎月の請求は今でも彼女が負担していました。
ここで問題が発生!
彼女のことを諦めきれなかった彼氏は、彼女名義のスマホを使って契約情報を調べていました。
そして、引っ越した後の彼女の住所を確認し、ストーカー行為をはたらいていたのです。
発覚後、警察に届け出て事件が起こる手前で何とか回避することができました。
その後、彼女は幸せに暮らしているのどうか、僕には分かりません・・・。
契約名義を自分にして家族や友達が利用(名義貸し)-まとめ-
上記で述べたケースはほんの一例です。
このように自分以外にスマホを持たせた結果、数万円以上の請求がきた!という被害ケースは沢山あります。
こんなことするわけないじゃん!って思っていても、様々な理由から友達などにスマホを渡してしまうケースがあるのです。
つい最近も、友人にスマホを渡して数千円以内に利用を抑えるように話していたにも関わらず、毎月3万円程の請求が発生していたケースもありました。
また、LINE詐欺で20万円以上の請求がきた人もいました。
※これも実際にあった話で詳細は「LINEを使った詐欺!被害に遭った場合の対応と対策を解説」から確認できます。
約束を守らない人を友達と呼んでいいかどうかは別にして、名義貸しは絶対に避けましょう。
いくら友達とはいえども、お金が絡むような手続きをしても痛い目をみるだけですから。
相手が断れないような立場の人間だったとしても"NO"と言える勇気を持ってください。
脅迫されているようならば、すぐに警察へ相談してください。
黙っていても、あなたが苦しむだけです。
あなたは何も悪いことしていないのに、そんなの辛すぎです。
もう1度いいます。
もしも、脅迫されているようならば、今すぐにでも警察に相談してください。

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